奏楽 I 「春の頌歌」 僕が川越奏和のサウンドに接したのは、98年2月、昨年の響宴の練習に遊びに行った時のことでした。その時の印象は「奏和の迫力に圧倒された」というものでした。 この曲は、その時の奏和のサウンドと佐藤正人先生の指揮をイメージしながら書き進めたものです。 曲の出だしの十小節程度が決まり、でもその先、どうするか悩んでいた３月の夜、ふと部屋の窓をあけると、雨上がり、やわらかい空気･･････、春でした。 これは、奏和と、春に捧げる曲。春を頌える歌です。
（初演時プログラムノートより） 川越奏和奏友会吹奏楽団の委嘱により作曲 川越奏和奏友会吹奏楽団定期演奏会にて初演（1998） 指揮 佐藤正人　川越奏和奏友会吹奏楽団